”生きていてほしいんだ”と告げられた。

自分ではよく解らなくて、そのまま流されて…

『俺も、一緒に行くよ』

――…どうして、こうなっているのか解らない。

「月夜?」







序章 お星様にどうか、願いを。







「闇<ダーク>、どうしたの?ねぇ、闇」

「…先刻…ペガサスがいたんだ」

「ペガサス?」

雨<レイン>は不思議そうに闇を見た。

「先刻、飛んでたんだ。綺麗に…」

「…へー…?…闇、ペガサスとか、好きなの?」

雨は面白そうに闇に聞く。

「…ああ、だって、空飛べるじゃんか!」

まだ、誰も知らない最初の幕開けは・・・。

きっと――…。

ペガサスに瞳を輝かせる、闇。

闇はベランダに出て、言う。

「先刻のペガサスまた来ないかなぁ!」

「来たら、闇のお母さん、びっくりしちゃううよ」

ペガサスは、滅多にここらへんを飛ばない。

「俺がその上に乗るんだよ!」

空を飛ぶ夢。

「…あははっ・・闇らしいなぁ」

「へっへへー」

まだ、知ることのない明日。

「……村長……どういうことですか?」

「―彼女は裏切り者だ」

そして、消えかかる真実。

「……怪我…しているの?」

降りかかる謎。

「…っ……晴夜、俺行きたくない!嫌だよ!!」

「月夜……落ち着けって…」

「月夜さん…どうしたの?」